スタッフ 
今年4月に発足した『古賀市インキューベーション施設「快生館」を軸としたコミュニティ形成および持続的なまちづくりのための共同事業体』略して『古賀市共同事業体』の事業の一環として、パートナーの一社であるコミュニティ婚活さんと共催で婚活ワーケーションイベントを7月17‐18日に快生館で行いました。
コミュニティ婚活とは ゆくゆくは結婚したいと思っている方、パートナーを探している方、婚活したいけど結婚相談所はちょっと、という方に、まるで同級生やサークル仲間のような、継続的な人間関係作りと、自然な交流でお互いの仲を深めていく場所を提供するコミュニティ。 『友達交流からじっくり探せる第三の婚活』『地方移住・地域おこしに貢献する婚活』というwell-beingが叶う新しい婚活スタイルを発信しており、世間の当たり前よりも、自分の中から溢れる感覚を大切にしたり、お互いが違いを認め合って、人として尊重しあえる仲間と交流していくことから始まる出会いこそ、人生のパートナーに出会える場所である、という信念のもとに活動しています。 コミュニティ婚活 https://musubu-goen.com/
テーマはズバリ『大人の林間学校』
地方移住、地域おこしに貢献することも目的の一つとして活動をしているコミュニティ婚活。加入者は全国におり今回のイベントの参加者も福岡県内だけでなく東京や千葉など関東圏からも。福岡市へのアクセスの良さや利便性も持ちつつ豊かな自然を残している古賀市の魅力を存分に満喫してもらうべく、以下のようなスケジュールで滞在していただきました。
—- 1日目
13:00 快生館チェックイン
14:00 参加メンバー顔合わせ
15:00 興山園ハイキング＆散策
16:00 テントサウナ体験、温泉入浴
19:00 懇親会・夕食
22:00 フリータイム
—- 2日目
8:00 古賀の食材で朝食作り
9:00 メンバーによるウォーキングエクササイズ
10:00 イベント振り返り
11:00 チェックアウト
イベントの様子
▲顔合わせの様子。フリースペースで各々ヨギボーに座りながら。落ち着いた雰囲気とたたみのあるスペースで各々ゆっくりとでき、自然と緊張もほぐれます。
▲顔合わせが済んだら興山園で軽登山。桜や紅葉の美しい庭園ですが、今の時期は青々と木が生い茂り、展望所まで登れば玄海灘もみえます。日差しは強くても木陰は涼しく、木々の間を吹き抜ける風も気持ちよくて、開放的な気持ちになれ会話も弾みます。
▲軽登山での心地よい疲労感をテントサウナでととのえます。薬王寺の自然に囲まれ色んなコンテンツを一緒に楽しむことで、心の距離もぐっと近づきます。
▲サウナの後は快生館自慢の薬王寺温泉『鹿の湯』へ。地下1000mから引く天然温泉はアルカリ性で美肌の湯とも言われています。山に面した大きな窓からは運が良ければ野生のシカが見れることも。
▲温泉棟3Fのフリースペースでの懇親会の様子。地元のカフェにご協力いただき古賀の食材や様々なハーブをふんだんに使ったオードブルを取り寄せました。1日一緒に過ごしてすっかり打ち解けた仲間たちとはくだらないことから将来のことや悩みなど話題は尽きません。
▲懇親会のあとには映画鑑賞も。フリースペースに設置しているスクリーンは迫力の150インチ。スピーカーもあり上映会イベントなども行っています。
▲翌日は朝食作りからスタート。温泉棟3Fにはキッチンがあるため自炊もできます。近くの物産館で買ってきた食材はどれも古賀市産。ふっくら炊けたご飯にお箸でつまめるくらい新鮮な卵を乗せ、専用のお醤油をかけていただく卵かけごはんは絶品です。
▲食後はそのままフリースペースで参加メンバーによるウォーキング講座や2日間の振り返りと古賀の地域課題に取り組むワークショップを行いました。ウォーキング講座では普段意識していない身体の使い方や足の運び方でいかに印象が変わるかなど、学びの多い時間となりました。振り返りでは今回の宿泊を通じて感じたことや1年後の自分がどうなっていたいかといった目標のほか、古賀市や快生館の魅力や期待することなどを共有しました。
参加者の感想
- 福岡市内から車で30分で自然を感じられる異空間のよう。館内の設備もしっかりしていて自分と向き合う環境が整っていると感じた。テントサウナや温泉はもちろん、ハイキングも楽しかった。
- 水や野菜がとにかくおいしくて都会から近いのに自然がたくさんあり、入浴中に鹿の親子を見ることも出来た。yogiboやテントサウナなどもありリラックスしやすい雰囲気がよかった。
- 自然の中にありながら高速WIFIが飛んでいたりと設備が整っており過ごしやすかった。山の中にあるので周りを気にせず楽しむことができ開放的になれた。
- 古賀の人たちの地元愛をすごく感じた。食べ物もおいしくて1泊2日では足りない！
おわりに
ワークスペースである快生館での婚活イベントということで迎える側であるわたしたちも一体どんなイベントになるのだろうかと構えていた部分もありましたが、参加者の皆さんの求める『出会い』というものは、単に男女の恋愛感情だけでなく、移住先や新たな交流の場、趣味の合う仲間探しなど多岐にわたっており、これがコミュニティ婚活の掲げる『継続的な人間関係の形成や地方移住・地域おこしに貢献し、well-beingを叶える婚活』なのだな、と身をもって経験することができました。
また、自然の中でのハイキングやテントサウナなど快生館での滞在を楽しみ『周りを気にせず声を出す』ことで参加者の皆さんがどんどん開放的になっていく様子がとても印象的でした。
快生館はワークスペースではありますが、今後も皆さんが『快く生きる』ための出会いの場となれるよう、共同事業体のパートナーや地域の方々と協力し様々なイベントを企画をしていきたいと思います。
文：相良彩乃 (株)SALT