快生館イベントレポート『快生館 鹿の湯祭り』

2022年5月28、29日にSALTが運営を手掛ける古賀市インキュベーション施設「快生館」にてイベントを開催しました。
今回は5月16日よりリニューアルオープンした『鹿の湯』こと快生館の大浴場のお披露目もかねており、テントサウナや宿泊体験会、薬王寺温泉トークなど内容盛りだくさん。
多くのお客様にご来館いただきました。

▲開催コンテンツ一覧 たくさんの皆さんにご協力いただきました

地域とのつながりを感じる新たな出店・協力者たち

イベントも通算4回目を迎え、今回は新たにメディカルヨガやハーブ入浴パック作り、本棚作りのワークショップ、足つぼや一閑張(いっかんばり)のバッグ、カフェやオードブルの出店など古賀市およびその周辺からたくさんのご協力をいただき、来場者の数も増えてきている印象です。

▲メディカルヨガと足つぼを実施してくれた梅谷さん、カフェ出店のWith coffeeさん、ハーブ入浴パックWSのCalmoさん、本棚作りWSのみんふるやさん、一閑張りバッグ作りの博多一閑張和笑さんの様子

薬王寺温泉トークから感じた温泉の面白さと快生館の歴史と魅力

今回のイベントの目玉の一つでもある薬王寺温泉トークでは、快生館のオーナーである大櫛さんと温泉マイスターなどの資格をもつ古賀市出身のモデルの森田さんに登壇いただき、温泉に関する色々な豆知識や薬王寺温泉と快生館の由緒と歴史など、普段なかなか知ることのできない話を教えていただきました。

特に快生館に関しては大正14年創業、再来年には100周年を迎えるほか、湧出する薬王寺温泉は平安時代からの言い伝えがあるなど歴史的にも大変貴重な場であることや快生館に対する大櫛さんの思いなど改めて知る良い機会となりました。

▲今回登壇いただいた大櫛さん(写真右)、森田さん(写真中央)。温泉について語る森田さん
▲昭和初期の快生館。当時の様子や薬王寺温泉の伝説についてはまだまだ逸話がたくさんあるそうです。

温泉×ワークにさらなる可能性

今回初めての試みとして温泉棟3階のテラスでテントサウナも実施。天候にも恵まれ気持ちの良い青空の下、薬王寺の自然の中で『ととのう』体験をしていただきました。

そのほかにも宿泊体験会として、地元レストランのオードブルを味わう懇親会や貴重なホタルの観賞会、地元の酒販店に協力いただいた鹿の湯Bar、お隣の鬼王荘さんの朝食など様々なコンテンツを体験いただきました。

特にサウナやヨガ、足つぼ等は温泉×ワークとの相性も抜群で、今後の宿泊利用での企業合宿や研修会などでもご利用いただけるよう展開していきたいなと思っています。

▲温泉棟3階テラスでのテントサウナの様子。程よいプライベート感もあり最高の『ととのう』体験ができます。

▲地元イタリアン「レガーレ」さんのオードブルを囲んで懇親会。美味しい料理に話も弾みます。

▲懇親会の後はフリースペースで「鹿の湯Bar」を開催。古賀市近郊宗像の酒米を使った日本酒を堪能いただきました。

▲快生館のお隣、鬼王荘さんの朝食。薬王寺の水とガス釜で炊いたご飯はお米の粒がたっていて甘みがあり本当に美味しいです。

おわりに

今回のイベントを通じ、わたしたち運営側も改めて快生館や薬王寺エリアの持つ歴史の重みや魅力を知る良い機会となったほか、古賀やその周辺で活動される人たちを巻き込んだイベントづくりができたことで、地域の人に愛される場として少しずつ成長している実感を得ることができました。

大正時代から長く愛されてきた快生館は再来年で創業100周年を迎えます。
業態が変わっても、その魅力を引き継ぎ、さらに昇華していけるよう、人と人、人と自然をつなぎ、『快く生きる』ための場を提供していきたいと思います。

次回イベントは6月25日(土) 『鹿の湯シネマ』
古賀市と共催にてLGBTQ+強化月間であるpride monthにちなんだ上映会を行います。
LGBTQ +をよく知らない、わからない、という方でも気軽に参加いただける、LGBTQ+について考えるきっかけになるようなイベントにしたいと思っています。興味のある方は是非ご参加ください。

文:快生館コミュニティマネージャー 相良彩乃