快生館 第二回イベントレポート「薬王寺温泉蚤の市&親子で楽しむワークショップ」

2022年3月28、29日にSALTが運営を手掛ける古賀市インキュベーション施設「快生館」で2回目となるイベントを開催しました。
今回のイベントの目的は何より地元の方に我々の存在を知ってもらうこと。
ありがたいことに地元の方からの持ち込み企画のご提案もいただき、多くの方に参加いただくことができました。
それでは早速内容をご紹介していきます。

終日イベント(2日間とも開催)

玄関前とエントランス入ってすぐのエリアで終日無料で立ち寄れるイベントを開催しました。気軽に見れることもあり快生館向いの湧水を汲みに来た方や近くの温泉を利用しに来た方もたくさん足を止めて楽しんでくださり、地域の方との貴重な交流の場となりました。こちらのイベントは今後も続けていく予定です。

薬王寺蚤の市

地元薬王寺在住の木村さんよりご提案いただき、玄関前ウッドデッキエリアにて蚤の市を開催しました。レトロな柄のポットや渋いアルミのタライ、一輪挿しにぴったりのかわいらしい小さな小瓶など、味わい深い骨董品たちは一見の価値あり。おばあちゃんちに探検に来たような、わくわくと懐かしさを感じさせてくれる品物がたくさんありました。
https://www.instagram.com/yakuoujinominoichi/

みんふるや

「本で街を面白く」をテーマに古賀市を拠点に活動するみんふるやさんにご協力いただき、蚤の市コーナーのお隣に無人の古本販売・回収コーナーを設置しました。
みんふるやさんの並べる書籍たちはジャンルも様々で、思わず手に取りたくなるようなタイトルの本もあったり。今回わたしが寄付した本も、次の誰かに見染めてもらえますように。
https://www.instagram.com/minfulya/

物々交換コーナー

子育てカフェeatocoさんの提案する「捨てない、買わない、シェアするくらし」での取り組みを参考に、お家に眠る使わなくなったモノの「エピソードメモ」をつけてお持ちいただき、交換していく物々交換会を快生館の玄関口で開催しました。思い出の記されたエピソードメモは読むだけでも楽しく、ホッコリしたり思わずクスリとしたり。持ってきたぬいぐるみを抱きしめながら新たにお迎えするおもちゃを真剣に選ぶ小さなお客様や、フラリと立ち寄ってみたらほしいものがあった!と急遽お手持ちの品を提供して交換をしていってくださる方もいらっしゃいました。
https://www.eatoco.com/monocle

フードバンク

家庭で使いきれない未使用・未開封の食品の無料回収をエントランスコーナーで実施しました。お中元やお歳暮でいただいたであろう大物から、思わずおやつに食べてしまいたくなるようなキャラメルなどのお菓子まで色々なものをご提供いただきました。ご協力ありがとうございました!
https://test.fbfukuoka.net/

ワークショップ

フリースペースを利用して、地元の工房や企業さんにご協力いただきワークショップも開催しました。ちょうど春休み期間だったので、親子で楽しめるものを中心に企画させていただきました。

プリザーブドフラワーのハーバリウムジェルライト作り

古賀市在住のプリザーブドフラワー専門店「プリザミーマ」森さんを講師にお招きし、素敵なお花を使ったハーバリウムジェルライトを作りました。色とりどりのプリザーブドフラワーから好きなものを選んで瓶に詰め、ジェルで封入して完成!春らしいカラフルで華やかなものからモノトーンで統一感のあるかっこいいものまで皆さんの個性も光る素敵なジェルライトができました。
https://www.instagram.com/purizami_ma/

本物のパン生地で作るミニチュアパン雑貨

快生館スタッフの松永が活動する「Atelier Odamatsu(アトリエ オダマツ)」による本物のパン生地でつくったミニチュアパン雑貨を作りました。生地から形成してオリジナルのパンを作るほか、パンを焼いている間にミニトーストのトッピングも行いました。ぷにぷにのパン生地は触り心地もよく、大人も子供も夢中になって自分だけのミニチュアパンを作っていました。コロコロとしたかわいらしい形のパンとふんわり広がるパンの焼ける香りに癒されました。
https://www.instagram.com/odamatsu/

レーザー加工の木製ストラップ作り

薬王寺でレーザー加工技術を使って木製品を作られている「あとりえワイ」の安川さんを講師に、オリジナルストラップを作りました。参加者はお子さんのみだったのですが、気さくで穏やかな安川さんの雰囲気がそのまま反映された空気感の中で、皆のびのびと作業を楽しんでくれていたように感じます。また、男の子は感覚派でスピーディーにどんどん仕上げていくのに対し、女の子はパーツ選びから研磨、色塗りまでじっくり吟味しながら作業を進めていく子が多く、男女ではっきり傾向が分かれていたのは見ていてとても興味深かったです。https://www.instagram.com/atelier_wai/

箱庭ワークショップ

古賀市のリノベ不動産会社「DNAすたいる」さんにご協力いただき建築廃材や快生館周辺にある自然物を使って箱庭を作りました。快生館近くの水辺公園で素材集めをしましたが、ちょうど桜が見頃を迎えており春を感じる気持ちの良い散策となりました。小さな木枠の中に何を詰めていくか、あれこれ考え躊躇する大人たちに対し、迷いなく素材を選び自分の世界観を作り上げていく子供たちの感性と独創性は目を見張るものがあり、スタッフ含め大人たちは感心しきりでした。
https://www.koga-style.com/hakoniwa_workshop/

おわりに

リニューアルオープンしてからもうすぐ半年。訪れてくれた地域の方に新しくなった快生館がどんな場所であるか知っていただく良い機会となったのではないでしょうか。
蚤の市イベントは今後も定期開催し、快生館や蚤の市そのものの認知度を上げていきたいと思っています。そしてそれが快生館のテーマである『快く生きる』を考えるきっかけにつながれば嬉しいです。
わたし自身古賀の出身ですが、これまで薬王寺といえば偕楽荘さんくらいしか知りませんでした。快生館の取り組みを通じて古賀を、薬王寺を、盛り上げて行くことができればなと思います。
次回イベントは4月30日(土)開催予定です。テーマは旅!好評だった蚤の市なども継続開催していきます。是非お越しください。

文:快生館コミュニティマネージャー 相良彩乃